個人事業で融資を受けて無事に開業するには

個人事業で融資を受けて開業しようと思ったら、融資を受けるために「創業計画書」の作成が必要になります。「創業計画書」というのはビジネスプラン(事業計画書)のことになります。この創業計画書がしっかり立っていないと融資を受けることは難しくなります。なぜなら創業計画書では事業をどのように行っていくのか、行おうと思っている事業でどのように利益を上げて将来借入金を返済できるのか、という考えを計画して説明しなければならないからです。

事業をどのように行っていくのかというコトは、商品やサービスが売れる理由についてをアピールする必要があります。勘違いすることが多いのが商品やサービス自体の素晴らしさをアピールしている創業計画書です。創業計画書では商品やサービス自体のアピールではなく、商品やサービスがなぜ売れるのか、なぜこの商品やサービスをお客さまから選んでもらえるのか、なぜ自分がその事業を行うことができるのか、といった客観的に見たら疑問に思うであろう項目に応えて商品やサービスに対して自信を持ってセールスポイントを訴える必要があります。この「なぜ」に応えることで自分自身でも商品やサービスに自信が持てて、事業を継続していく自信が持てるようになります。

そして、独りよがりにならないためにも何人かに商品やサービスのアピールポイントを見てもらったり、将来の計画を客観的に判断してもらうのも大切です。ずっと同じ商品やサービスを見ていたら視野が狭くなってしまうものです。客観的、合理的に見てもらうためにも自分以外の人に創業計画書を見てもらい判断してもらうことも大切です。

こうしてできた創業計画書を基に融資に申し込み、審査に通ると融資を受けることができ、無事に開業するところまで辿り着くことができるのです。

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