外構費用が借りられない事もある!住宅ローンを組む場合に注意する事

これから住宅を建てようと考えている人、あるいは将来建てたいと考えている人は多いでしょう。その場合には普通は長期に返済していく住宅ローンを借入て建てる事になります。ところが一戸建ての場合この住宅ローンを借りる際に問題になる点が有ります。それは外構の費用です。一戸建ての場合、外構も含めて考えないと家とは言えませんが、金融機関によっては外構部分のお金は住宅ローンの利用が出来ないと言われる場合もあるのです。

外構とは

外構と言っても実際に住宅の建築に直面しなければ言葉も良く分からない人もいると思いますが、外構と言うのは外の構築物を指します。要するに家と言うのは実際に居住する建物だけで構成されているわけではなくて、門だとか塀だとか車が有るのであれば車庫とかそういった建物の外にも作らなければならないものが沢山あります。これが外構と呼ばれるもので、一戸建てを作るときは建物だけを考えれば良い訳ではなくて、外構の事も考えなければなりません。

住宅ローンで外構の費用は融資してもらえないのか

実は住宅ローンでも外構費用の分も融資してもらえる場合が有ります。それは建物を建てる会社に一括して工事をしてもらう場合です。建物が出来た後になって、建物を建てた会社以外に発注して外構を作るという場合には住宅ローンでの融資は受けることが出来ません。したがってもし外構の部分のお金も一括して住宅ローンで賄うのであれば予め建設会社と銀行によく相談して融資OKなのかどうか確認しながら進めるようにしていく必要が有ります。

別工事にする場合

外構の場合建物とは別工事にしている事も多いようです。こういう場合には住宅ローンとは別にお金を用意する必要が有ります。金融機関にはこれに対応して外構向けやリフォーム用のローンが別途用意されているのが普通です。しかし住宅ローンも含めて2重に返済していく必要が有り、生活を圧迫します。狙い目としては自治体の補助が有りますので利用できるかどうか予め確認しておきましょう。また暫く様子見で住宅ローンの負担に馴れてきたところで考える人もいます。

長期的に考えよう

一括して融資してもらった方がローンは一つで済みますから、返済も楽で良いですが、別工事になるような場合には、すぐに全部作るのではなく、長期計画を立てて、今年は門、来年は車庫と言うように少しづつ作っていくという方法もあります。完成するまで見た目が悪い部分も残るかもしれませんが、感じる負担は小さい筈です。必要なのはしっかりした計画で、行き当たりばったりで作っていくとバランスの取れないものになりがちですから、十分施工会社と打ち合わせておきましょう。

金融機関は住宅ローンの見直しをお願いしたい

一戸建ての場合外構が必要なのは当たり前の話です。したがって本来住宅を購入するための住宅ローンなのですから、金融機関の方でももう少し融通を効かせて利用者の便宜を図っても良いのではないでしょうか。傍から見ていると金融機関は頭が固いと言われても仕方が無いように思えます。建物と外構が別会社の工事と言うことは良くある話ですのでそれらをひとくくりにして融資を行うような柔軟な対応が出来る住宅ローンを用意すれば商売繁盛なのではないでしょうか。

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