事業の資金調達には借入依存度の目安に注意して借入れ

会社の経営をすると開業、開設当時には開業、開設資金、設備資金が必要になり、その後も商品仕入れ資金などの運転資金などいろいろな資金が必要になります。中には金額が想像以上で自己資金では足りず銀行から融資を受けて資金を調達することも選択肢にあげられます。

しかし、銀行から無計画に融資を受けては経営が破たんしてしまいます。銀行から融資を受ける時に気を付けなければいけないことは利息を支払わなければならない、元金の返済を毎月行わなければならないというコトです。そのため自社の返済能力の範囲内で借入れしなければなりません。そこでどのくらいの金額なら返済できるのかといった借入限度額を知る必要があります。

こういった借入限度額を知る一つの手段として借入依存度があります。借入依存度とは借金などの負債と会社を経営する時のもとでとなった資本を合計した総資本に対する借入金の比率のことを指します。この比率は短期借入、長期借入、割引手形の合計額を総資本で割ると出てきます。借入依存度ですので、依存度は低い方が良いですね。

目安としては50%以下となります。そして健全だと言われる借入依存度は30%以下をさします。こういった数字はあくまで目安ですのでこの数字を超えたから融資を受けることができないと言ったことはありません。ただし、借入依存度が高いほど経営が苦しいということにもなりますので借入依存度が高い時に借入れするなら注意が必要でしょう。

会社の経営には軌道に乗るまでは何かと出費がかさみます。そのため収入よりも収支が大きくなったりすることもあります。そんな時には数年先を見据えて借入れを上手く検討しながら経営を成り立たせましょう。上手く軌道に乗せることができると借入依存度も低くなってきます。

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